part1にて筋膜とは結局のところ
結合組織の一部分を限定的に表しているに過ぎず、
重要なのは膜と筋肉の周辺の空間なのです。
というお話をいたしました。
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part2では全身に存在し、
人体を理解していくためには欠かすことができないであろう
“結合組織”について解説をしていきます。
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そしてこの結合組織への理解を深めていただくことが、
筋膜というワードの誤解を解消する手助けになるはずです。
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結合組織とは、
皮膚と骨と筋肉の間を満たすものの総称で、
主にコラーゲンと線維によって構成されています。
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また、結合組織はコラーゲンの量によって
“ゆるい結合組織”と“密度の濃い結合組織”の二つに区別することができます。
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そして筋肉の状態や活動を正常に戻すためには
“ゆるい結合組織”にアプローチするこたが必要なのですが、
なんと筋膜自体は“密度の濃い結合組織”に分類されるのです。
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ちなみに、骨と骨を結束させるバンドである靭帯や関節包、
骨と筋肉をくっつける腱なども“密度の濃い結合組織”に分類され、
関節の動きに注目する場合は
ここにもアプローチする必要があるというのが、
わたしの見解です。
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が、今回はテーマが筋膜なので省略させてもらいます。
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話を戻し、且つわかりやすくするためにまたマンションでイメージしていきましょう。
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マンションの部屋を一つ一つの筋肉。
外壁は筋膜。
そして今回出てきた“ゆるい結合組織”が、
壁と壁の間にある空間(細胞外マトリクス)で、
そこに張り巡らされている電話線や水道管を
コラーゲンや弾性線維と表すことができるのです。
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まとめると、
筋肉の機能を正常に戻すためには
筋膜(=密度の濃い結合組織)に焦点をあてるのではなく、
細胞外マトリクスと呼ばれる部分(=ゆるい結合組織)に
焦点を当てた治療が必要ですよということでした。
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次回は
その細胞外マトリクスと痛みについての記事を
書いていくことにいたします。
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