前回までの3回の記事を通して、
“筋膜”というものはいったい身体のどこの部分を表し、
何が重要であるのかをお話してきました。
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簡単にまとめると、
一般的にボディスーツなどと表される筋膜自体は、
骨や内臓にも広がる膜全体の一部分しか表現していないですし、
筋肉の治療していく上で重要なのは、
膜自体よりもむしろ膜と膜の間・膜と筋肉の間の空間を埋める、
細胞外マトリクスと呼ばれる“ゆるい結合組織”でした。
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そしてそのゆるい結合組織のおかげで
筋肉はスムーズに動くことが可能となるのですが、
内部が高密度化してしまうと滑りが悪くなるので、
筋肉自体の可動性も低下してしまうのです。
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というところまではお話し致しました。
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本日はその解決策である“筋膜リリース”について解説していきます。
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始めにお伝えいたします。
巷で話題となっている筋膜リリースを、
ガチガチに固まった筋肉を覆っている膜(=筋膜)を、
伸ばす・ほぐすこと。と思っていたら
完全に間違った情報を受け取っていることになります。
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ローラーやボールを使ったリリース、
筋膜ストレッチと謳ったものの大半は
筋膜自体のリリースにはなっていません。
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確かに以下の効果によって一時的に変化は実感できます。
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・交感神経トーンの抑制による筋肉の緩み
・水分代謝の向上による柔軟性の変化
・血管拡張による循環の改善
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よって膜自体には何の変化が起きていないことがわかります。
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しかももって2,3日の変化でしょう。
※セルフケアとしてはもちろん有効なので
現在行っている方々はそのまま継続することは推奨します。
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ではどうすれば長期的かつ根本的な変化を
生み出すことが出来るのでしょうか?
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とういうのを次回お答えすることに致します。
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