“意識の連続が無意識を生む”
川島永嗣/サッカー日本代表GK
意識の連続が無意識を生むとは、
試行錯誤の繰り返しが自然とできている状態を作り出す、
ということを示し、
その重要性の解説をpart 1では書いていきました。
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今回は意識から無意識に。
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この過程が完了するときに、
体内ではいったいどのような変化が起きているのか?
についてお話ししていきたいと思います。
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始めに、
意識から無意識に移行するこの過程のことを専門的に
“運動学習”と言います。
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学習とは半永久的な変化と定義されており、
練習直後などに起こる一時的な変化とは
区別されなければいけません。
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この定義からも、
一回のセッションや治療で起きた変化などは
長期スパンのダイエットやスタイルアップにとっては、
あまり意味をなさないことがおわかり頂けるはずです。
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それでは運動学習の過程で起きる変化を
3つの要素に分解します。
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①注意レベル
②システム理論における身体の自由度
③運動プログラム
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少々難しい予感がしますが、
なるべくわかりやすく一つずつ解説していく予定なのでご安心を。
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①注意レベル
まずはこちらから。
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運動の動作やスキルを獲得するには
三段階の注意レベルがあると言われております。
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それを以下に示すと、
認知段階→連合段階→自動段階
このような感じです。
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第一段階である認知とは、
うまく動作を行うにはどのような身体の使い方をすればいいのかなど、
試行錯誤を最も多く繰り返す段階です。
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その為、
動作の質は非常に変化しやすい傾向にあり、
動き方は毎回バラバラになります。
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この時、
注意レベルは非常に高く、
他のことに意識を向けることはほとんどできません。
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続いて第二段階である連合。
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こちらは動作のために最適な身体の使い方を見つけ始め、
さらに運動の質を磨き始める段階です。
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動き方はバラバラだった状態から
特定のパターンに固定され、
改善がゆっくりと進んでいきます。
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この段階は練習や反復の頻度に依存し、
長いと数カ月間続くこともあります。
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注意レベル最終段階が自動です。
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その名の通り何も考えず運動の動作やスキルが行える段階で、
運動を行う上で注意をほとんど必要としません。
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ですから他のところ、
例えば周りの環境を見まわしたり、
友達とおしゃべりをしたり、
疲労を防ぐためにエネルギーを節約したりなどに、
注意を向けることが可能となります。
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そしてお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
この自動段階こそ“無意識”に他ならないのです。
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認知段階、連合段階と意識(=注意)することを繰り返した結果、
自動段階である無意識の領域に行き着けるのです。
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これが注意レベルの視点から解説した運動学習の過程です。
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そして次回になりますが、残りの二つの要素。
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②システム理論における身体の自由度
③運動プログラム
についてもしっかり解説していきたいと思います。
G.tail 代表 神尾健太
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